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抜歯後、すぐにインプラントってできるの?
そんな疑問を持ったことはありませんか?
実は、インプラント治療において「いつ埋入するか」というタイミングはとても重要です。
骨の状態や歯ぐきの治り具合によって、成功率や仕上がりが大きく左右されることもあります。
当院でも、
- 奥歯を抜いたまま数年放置してしまったけど、今からでもインプラントできるの?
- ブリッジがダメになったので、次はインプラントにしたい
といったご相談をよくいただきます。
今回は、抜歯後のインプラント治療のタイミングと、それぞれのメリット・デメリットについて詳しく解説します。
将来的にインプラントをお考えの方も、ぜひ最後までご覧ください。
抜歯のあとはインプラント?放置しておくとどうなるの?
まず前提としてお伝えしたいのは、歯を抜いたあとは、何もしなければ骨がどんどん痩せてしまうという事実です。
特に奥歯は咀嚼による力が大きいため、抜いた後に放置していると、以下のような影響が出やすくなります。
- 隣の歯が傾いてくる
- 噛み合わせが崩れる
- 骨がやせてインプラントができない状態になる
実際、「抜いてから時間が経ちすぎて、骨を増やす手術が必要になった」というケースも珍しくありません。
これが、インプラント治療において「タイミング」が非常に重要だとされる理由です。
インプラントを入れる時期は3つ|それぞれの特徴と注意点
1. 即時埋入(抜歯と同時にインプラント)
抜歯したその日にインプラントを入れる方法です。
治療期間が短く、手術も1回で済むというメリットがありますが、適応条件が限られます。
炎症や骨の量、歯周病の有無などを慎重に判断する必要があります。
2. 早期埋入(抜歯から1〜2ヶ月後)
歯ぐきがある程度治癒した時点で行う方法で、感染のリスクと骨の吸収を抑えながら治療できるバランスの良いタイミングです。
当院でもこのタイミングでの埋入が最も多く、安全性・成功率ともに高い方法です。
3. 待時埋入(抜歯から3ヶ月以上後)
抜歯から長期間が経過したケースです。
骨が痩せていることが多く、骨造成(GBR)などの再生処置が必要となる可能性が高まります。
治療期間や費用が増えるため、できるだけ早めの相談が理想的です。
インプラントの成功率を左右する要素|精密な診断と医師の技術
インプラント治療の成功には、骨の状態を正確に診断することが不可欠です。
当院ではCTを用いて、立体的に骨の形や厚みを確認したうえで、患者様に最適な治療プランをご提案しています。
さらに、昭和大学歯学部インプラント科の助教授と連携した大学病院レベルの治療を提供しています。
他院で「骨が足りない」と言われたケースでも対応可能ですので、安心してご相談ください。
→ インプラントについて詳しく見る
よくある質問|インプラントのタイミングに関する不安を解消
Q1:抜歯したその日にインプラントができるかは、どうすればわかりますか?
まずはレントゲンやCTによる診断が必要です。
炎症が強い場合や骨が不十分な場合は適応外になることもありますが、条件が整えば即時埋入が可能な場合もあります。
Q2:抜歯から数年経ってしまったら、もう無理ですか?
いいえ、あきらめる必要はありません。
骨造成(GBR)やソケットリフトなどの技術を活用すれば、多くのケースでインプラント治療が可能です。
Q3:インプラントの相談は歯を抜く前がいいですか?
はい、抜歯前にご相談いただくのがベストです。
インプラントを見越した抜歯処置により、骨の温存ができ、より良い結果につながります。
当院の強み|安心してインプラント治療を受けるために
- 大学病院レベルのインプラント専門医と連携
- CTによる立体的な診断と安全な治療
- 骨造成や再生療法にも対応
- 丁寧なカウンセリングとわかりやすい説明
- か強診の認定による、保険内での予防・メンテナンス体制
インプラント治療の前後には、予防歯科との連携が不可欠です。
長くインプラントを維持していくためにも、定期的なメンテナンスを継続することが大切です。
まとめ|抜歯後のインプラントは「タイミング」と「準備」がカギ
インプラントは、適切なタイミングで行えば、見た目も機能も天然の歯に近い状態を取り戻せる治療です。
ただし、放置してしまうと、骨の吸収が進み、治療が複雑になるリスクがあります。
「まだインプラントにするか決めていない」という方も、抜歯前や早い段階で一度ご相談いただくことをおすすめします。
私たちは、患者さま一人ひとりの将来を見据えたご提案を心がけています。
抜歯を控えている方、インプラントを検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。